「商業施設に横断幕を掲げたいと相談したら、防炎のものにしてくださいと言われた」「防炎ラベルって何?どの生地を選べばいいの?」とお困りではありませんか?

ショッピングモールやホール、展示会場などで横断幕やタペストリーを使うときは、施設から「防炎品」を求められることがよくあります。防炎の仕組みを知らずに通常の生地で作ってしまうと、せっかくの幕が使えなくなるおそれもあります。

この記事では、防炎の横断幕・タペストリーの基本と、防炎ラベルの意味、防炎が求められる場所を分かりやすく解説します。アドマクで作れる防炎生地の種類と値段、選び方もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

横断幕の自動見積もり
目次

防炎とは?横断幕でよく聞く「防炎」の基本

まずは、「防炎」という言葉の意味と、よく混同される言葉の違いを確認しておきましょう。

「燃えない」ではなく「燃え広がりにくい」

防炎とは、小さな火が付いても燃え広がりにくい性質のことです。まったく燃えない「不燃」とは異なり、たばこの火やストーブの火などが触れても、炎が広がりにくくなるよう作られています。火災の初期に燃え広がるのを防ぎ、避難する時間を確保することが目的です。

「防炎物品」と「防炎製品」の違い

防炎には、法律で使用が義務付けられている「防炎物品」と、義務ではないものの火災予防のために普及が進められている「防炎製品」の2種類があります。

区分根拠主な品目
防炎物品消防法で、決められた建物での使用が義務付けられているカーテン、暗幕、じゅうたん、舞台で使う幕、工事用シートなど
防炎製品日本防炎協会の認定(法律上の義務はない)寝具、衣類、テントなど

※日本防炎協会・東京消防庁の資料をもとに作成(2026年10月確認)。

防炎ラベルは「防炎性能がある」証明

防炎物品には、防炎性能の基準を満たしていることを示す「防炎ラベル(防炎表示)」が付いています。このラベルを付けられるのは、消防庁長官の登録を受けた事業者に限られており、ラベルのないものを防炎物品として販売することはできません。施設の担当者や消防の検査では、このラベルで防炎品かどうかを確認するのが一般的です。

防炎の横断幕・タペストリーが必要になる場所

では、どのような場所で防炎の幕が求められるのでしょうか。ここでは、消防法の考え方と、実際によくあるケースをご紹介します。

防炎規制の対象になる主な建物

消防法では、次のような建物(防炎防火対象物)で、カーテンなどの防炎対象物品に防炎性能のあるものを使うよう定めています。

  • 高層建築物:高さ31mを超える建物
  • 地下街
  • 不特定多数の人が出入りする建物:劇場・映画館・百貨店・飲食店・旅館・ホテル・病院など
  • 工事中の建物(工事用シートなど)

横断幕やタペストリーは「使い方」で判断される

法律で定められた防炎対象物品の名前に「横断幕」や「タペストリー」という言葉そのものはありません。ただし、東京消防庁の説明では、舞台で使う幕のほか、壁に沿って下げる布製の室内装飾や、下げ丈がおおむね1m以上の装飾幕・のれん・紅白幕なども対象に含まれるとされています。つまり、対象の建物の中で布の幕を下げて飾る場合は、防炎物品が必要になる可能性があるということです。

具体的にどの幕が対象になるかは、建物の用途や幕の大きさ・使い方によって異なり、自治体の火災予防条例で定められている内容もあります。判断に迷う場合は、施設の管理者や所轄の消防署に確認しましょう。

施設や主催者のルールで求められることも多い

実際には、法律の対象かどうかにかかわらず、ショッピングモールなどの商業施設や展示会の主催者が、独自のルールとして「館内の装飾物は防炎品に限る」と定めているケースが少なくありません。出店やイベントが決まったら、出展マニュアルや施設の担当者に、防炎の条件を早めに確認しておきましょう。あとから作り直すことにならないよう、迷ったら防炎生地を選んでおくと安心です。

アドマクの防炎生地の種類と値段

アドマクの防炎生地は、すべて日本防炎協会の認定品で、防炎ラベルが付きます。主な防炎生地の値段を、縦90×横360cmのサイズで比較してみましょう。

防炎生地90×360cmの値段(税込)特徴・向いている使い方
防炎230gポリエステル15,760円中厚手の布で発色がよい。屋内の横断幕・タペストリーに
防炎ポンジ20,940円薄くて軽い布。商業施設ののぼり旗・タペストリーに
防炎ターポリン22,800円丈夫で雨に強い。長期間掲げる横断幕・懸垂幕に
防炎遮光ターポリン25,010円光を通さず透けにくい。窓際に掲げる幕に
ECO防炎トロマット24,320円再生糸を使った環境配慮型。グリーン購入法にも適合

※1枚注文時の価格です(2026年10月時点のアドマク価格表より)。最新の価格は価格表または自動見積もりでご確認ください。

屋内の幕なら防炎230gポリエステルがお得

防炎生地は通常の生地より高くなるイメージがありますが、防炎230gポリエステルは、同じサイズの通常の230gポリエステル(15,410円)と比べてもわずか350円の差で作れます。屋内の横断幕やタペストリーなら、まず検討したい生地です。最大で幅310cmまで1枚で印刷できるため、大きな幕も継ぎ目なく作れます。

たとえば、商業施設の柱や壁に下げる縦180×横120cmのタペストリーなら、防炎230gポリエステルで12,200円(税込)です。タペストリーの作り方や注文の流れはタペストリーを1枚から作るには?で解説しています。

長く掲げる幕・屋外にも使う幕は防炎ターポリン

建物の吹き抜けや外壁に長期間掲げる幕、雨が当たる場所にも掲げる幕なら、丈夫で雨や汚れに強い防炎ターポリンがおすすめです。窓際に掲げて光が透けるのを防ぎたい場合は、遮光層をはさんだ防炎遮光ターポリンを選びましょう。ターポリンの特徴は横断幕をターポリンで作るメリットとは?でも詳しく解説しています。

官公庁・環境配慮ならECO防炎トロマット

ECO防炎トロマットは、ペットボトルなどを再利用した再生糸で作られた生地で、グリーン購入法にも適合しています。エコマークを付けることもできるため、環境への配慮をアピールしたい企業や、グリーン購入を進める官公庁の幕に向いています。各生地の特徴は横断幕の素材完全ガイドもあわせてご覧ください。

防炎の横断幕を注文するときの注意点

防炎の幕を作るときは、次のポイントを押さえておきましょう。

注文前に「防炎が必要か」を確認する

防炎生地は、注文時に生地を選ぶ段階で決める必要があります。防炎ラベルは防炎性能の基準を満たしたものにしか付けられないため、通常の生地で作った幕を、あとから防炎品として使うことはできません。施設や主催者のルールを確認してから注文するようにしましょう。

防炎ラベルはなくさないように

アドマクの防炎生地には、防炎ラベル(シール)が付きます。施設の担当者や消防の検査で確認されることがあるため、なくさないように注意しましょう。

デザイン・加工は通常の幕と同じ

防炎生地でも、フルカラーの印刷やハトメ・折り返し補強などの基本加工は通常の幕と同じように対応できます。アドマクではデザイン無料で、デザインや色数によって値段が変わることもありません(ロゴなどのトレースが必要な場合のみ別途3,000円(税込))。元のロゴデータ(Illustratorなど)をご用意いただくと、トレース代はかかりません。

複数店舗・まとめての注文は価格を相談

チェーン店の各店舗に同じ幕を掲げる場合や、横断幕・タペストリー・のぼり旗をまとめて作る場合は、注文前に価格をご相談ください。アドマクでは、ロットの大きいご注文や複数種類のご注文について価格のご相談を歓迎しており、自動見積もりの金額よりも安くご提案できる場合があります。

作りたい防炎の幕の値段は、サイズと生地を選ぶだけで自動見積もりですぐに確認できます。「どの防炎生地を選べばいいか分からない」「店舗の数だけまとめて作りたい」といった場合は、見積もり依頼やLINEからお気軽にご相談ください。

イベントや出店に間に合わせるスケジュール

商業施設のイベントや展示会は日程が決まっているため、余裕をもって準備を進めましょう。

準備は1か月前、注文は2週間前ごろが目安

施設のルール確認やデザインの社内確認には時間がかかるため、使用日の1か月前を目安に準備・相談を始めると安心です。アドマクでは、データが確定し、15時までに入金が確認できた日が受付日となり、受付日から5営業日以内に発送します。発送後は国内製作で翌日〜3日、海外製作で4〜7日程度で届くため、使用日の2週間前ごろまでに受付が完了すれば基本納期で間に合う計算です。

急ぎのときは事前に相談を

「搬入日が迫っている」「急に防炎品が必要だと言われた」という場合も、事前にご相談いただければ最短翌日出荷で対応できる場合があります。ご注文前に短期制作相談窓口から、サイズ・生地・お届け希望日をお知らせください。お電話(03-6805-6625/平日10:00〜17:30)やLINEでもご相談いただけます。

見積書・請求書の発行にも対応

法人のご注文では、ご注文前の見積書の発行に対応しているほか、納品書・請求書も発行しています。お支払いは、クレジットカード決済・銀行振込のほか、事業者向けの掛け払いもご用意しています。官公庁などの場合は、納品後のお振込みにもご相談のうえ対応しています(当社の審査があります)。詳しくはお支払い方法をご覧ください。

まとめ

防炎とは「燃えない」ではなく「燃え広がりにくい」性質のことで、劇場やホール、百貨店などの建物では、舞台の幕や室内に下げる装飾幕などに防炎ラベル付きの防炎物品が求められる場合があります。また、法律の対象かどうかにかかわらず、商業施設や展示会の主催者が防炎品を条件にしていることも多いため、注文前に施設や消防署に確認しておきましょう。アドマクの防炎生地はすべて日本防炎協会の認定品で、屋内の幕なら防炎230gポリエステルが縦90×横360cmで15,760円(税込)と、通常の生地とほぼ変わらない値段で作れます。

アドマクでは防炎の横断幕・タペストリー・のぼり旗をデザイン無料で制作しております。商業施設向けのおすすめ商品と制作事例や、サイズと生地から費用を自動見積もりもご用意していますので、ぜひご確認ください!

「搬入日に間に合わせたい」「店舗の数だけまとめて注文したい」「予算内で作りたい」など、納期や価格のご相談も大歓迎です。短期制作相談窓口・見積もり依頼・LINEからお気軽にお問い合わせください。

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