野球応援におすすめ!映えるゲートフラッグの作り方から掲示ルールを解説!

野球 ゲートフラッグ

 「ゲートフラッグ(ゲーフラ)」は、大きくて目を引き、言葉以上に気持ちを届けてくれる応援アイテムです。本記事では、手作りと業者依頼の両方の作り方を、素材選びやサイズのコツ、デザインの注意点まで丁寧に解説します。また、各球場にはルールやマナーがあり、そこを押さえることで安心して掲げることができます。ぜひ最後までご覧ください。

目次

野球応援におすすめアイテム「ゲートフラッグ」とは?

ここでは、ゲートフラッグの基本からなぜ野球応援で多くのファンに選ばれるのか、その魅力と効果を解説します。

ゲートフラッグの基本と特徴とは?

ゲートフラッグは、通称「ゲーフラ」とも呼ばれ、布の両端にポール(竿)を通して掲げる旗のことで、大きな旗を一人でも簡単に掲げることができます。

タオルやボードとは一線を画すサイズと、デザインの自由度の高さが特徴で、スタジアムのどこからでも目立つ応援が可能です。

ゲートフラッグ 画像

他の代表的な応援グッズと比較すると、その特徴はより明確になります。

グッズ名アピール度表現の自由度携帯性
ゲートフラッグ非常に高い非常に高いたたんで持ち運び可能
応援タオル高い低い(既製品が主)非常に高い
応援ボード普通高いサイズによる
ユニフォーム普通低い(背番号・名前程度)着用するため問題なし

表からもわかるように、ゲートフラッグは「アピール度」と「表現の自由度」において他のグッズを圧倒しています。

なぜ野球応援にゲートフラッグが選ばれる?魅力と応援効果

数ある応援グッズの中で、特に熱心なファンがゲートフラッグを選ぶのには理由があります。その魅力と、応援がもたらす効果を見ていきましょう。

圧倒的な存在感で選手に想いを届けられる
ゲートフラッグの大きな魅力は、そのサイズを活かした圧倒的なアピール力です。

広い球場の中でも選手やテレビカメラの目に留まりやすく、「特定の選手を全力で応援している」という熱い気持ちを直接的に伝えられます。チャンスの場面や、選手が守備位置についたタイミングで掲げることで、選手の力になること間違いありません。

デザインは無限大!オリジナリティを表現できる
応援タオルやユニフォームとは異なり、ゲートフラッグには決まったデザインがありません。

選手の名前やキャッチフレーズ、似顔絵、写真など、自分のアイデア次第で自由にデザインできます。「世界に一つだけの応援グッズを作りたい」というファンの創造性を掻き立て、応援そのものをより楽しいものにしてくれます。

ファン同士の一体感を生み出す
スタンドに同じデザインや、同じ選手のゲートフラッグが並ぶ光景は圧巻です。

個人の応援でありながら、周囲のファンとの一体感や連帯感を生み出し、球場全体の応援ムードを盛り上げる効果も期待できます。

失敗しない!野球ゲートフラッグの素材とサイズの選び方

ゲートフラッグは「素材」と「サイズ」の選び方が非常に重要です。ここでは野球応援に使うゲートフラッグにおすすめな素材とサイズをご紹介します。

応援に最適!ゲートフラッグにおすすめの素材

ゲートフラッグの素材は、耐久性や発色、持ち運びやすさに直結します。手作りする場合と業者に依頼する場合、それぞれに適した素材があります。

業者に依頼する場合は、軽量な「ポンジ」か、発色と耐久性に優れた「トロマット」が主流です。一方、手作りで文字やイラストを貼り付ける場合は、手芸店で手に入りやすい「ツイル」生地が扱いやすくおすすめです。

代表的な生地の特徴を比較して、最適なものを選びましょう。

ポンジ

ポリエステル系の薄手生地で、のぼり旗でもっとも一般的に使われている素材です。

軽量で価格も安く、インクの裏抜けが良いため両面からデザインが見えやすいのがメリットです。ただし薄いため耐久性はやや低く、屋外での長期使用には向かないというデメリットがあります。

トロマット

ポンジの約2倍の厚みを持つポリエステル系の生地です。

丈夫でシワになりにくく、発色が非常に良いので写真やイラストもきれいに印刷できるのが魅力です。その一方で、ポンジより重く価格も高めであり、裏抜けはしにくいという特徴があります。

ツイル

綾織りのポリエステルまたは綿の生地で、手芸店などでも入手しやすいです。

柔らかくしなやかで高級感があり、比較的丈夫なので手作りでも扱いやすいのがメリットです。ただし、生地自体に色が付いている場合が多く、デザインの自由度は印刷面で劣る点がデメリットです。

応援シーン別に選ぶ!ゲートフラッグのサイズ目安

ゲートフラッグのサイズは、応援する場所やスタイル、そして何より各球場の規定によって決める必要があります。

ここでは一般的なサイズの目安をご紹介します。

サイズ(目安)特徴おすすめの応援スタイル
Sサイズ(横60cm × 縦40cm程度)コンパクトで軽量。持ち運びが楽で、座席前で手軽に掲げられる。初めて作る方や、内野席でさりげなく応援したい方におすすめ。
Mサイズ(横100cm × 縦70cm程度)最も一般的なサイズ。デザインの視認性と扱いやすさのバランスが良い。外野席・内野席問わず、しっかりと選手に想いを伝えたい方に最適。
Lサイズ(横150cm × 縦100cm程度)存在感抜群で非常に目立つ。遠くからでもデザインがはっきり見える。応援団やグループでの使用、外野席の広いスペースで掲示したい方向け。

ただし、これはあくまで一般的な目安です。

※多くの球場では、掲示可能なフラッグのサイズに規定が設けられています。公式サイトなどで事前に必ず最新の情報を確認し、ルールとマナーを守って楽しく応援しましょう。

自分で作る?プロに頼む?ゲートフラッグ制作の2つの方法を比較!

ゲートフラッグの制作は、大きく分けて「自分で手作りする」方法と「専門業者に依頼する」方法の2つがあります。ここではそのメリット・デメリットをご紹介します。

コスパ抜群!手作りゲートフラッグのメリット・デメリット

応援する選手への想いを込めて、世界に一つだけのオリジナルゲートフラッグを作りたい方には手作りがおすすめです。費用を抑えられる点が最大の魅力ですが、いくつか注意点もあります。

手作りのメリット

  • コストを抑えられる
    生地やポール、塗料などの材料費だけで制作できるため、業者に依頼するよりも安価に作れます。100円ショップなどで材料を揃えれば、さらにコストを削減できます。
  • 愛情を込められる
    デザインから縫製まで、すべて自分の手で行うため、選手への想いや応援の気持ちを込めた、唯一無二のゲートフラッグが完成します。
  • すぐに制作できる
    材料さえ準備できれば、試合日程に合わせて急いで作りたい場合でも、自分のペースで制作を進められます。

手作りのデメリット

  • 手間と時間がかかる
    デザイン考案、布の裁断、文字やイラストの貼り付け、ミシンでの縫製など、完成までに多くの工程と時間が必要です。
  • 仕上がりのクオリティ
    手作りならではの温かみはありますが、印刷のような鮮明さや均一性を出すのは難しく、雨に濡れるとインクが滲む可能性もあります。
  • 耐久性の懸念
    縫製が甘かったり、素材の選定を間違えたりすると、応援中に破損してしまうリスクがあります。

高品質で安心!業者に依頼するゲートフラッグのメリット・デメリット

写真や複雑なロゴを入れたい、長く使える丈夫なものが欲しいという方には、専門業者への依頼が最適です。費用はかかりますが、その分クオリティの高いゲートフラッグを手に入れることができます。

業者依頼のメリット

  • プロ仕様の高品質な仕上がり
    発色が良く、耐久性に優れた生地(トロマットなど)に専門のプリンターで印刷するため、雨風にも強く、美しい仕上がりが長持ちします。
  • 複雑なデザインも忠実に再現
    選手の写真やチームのロゴ、グラデーションなど、手作りでは難しい複雑なデザインもデータ通りにきれいに再現できます。
  • 手間がかからない
    デザインデータさえ用意すれば、あとは業者がすべて制作してくれます。裁縫が苦手な方でも安心です。

業者依頼のデメリット

  • 費用が高くなる
    手作りに比べて、制作費や送料がかかるため、コストは高くなります。サイズや生地によって価格は変動します。
  • デザインデータの準備が必要
    Illustratorなどの専用ソフトで作成した入稿データが必要な場合があります。ソフトを持っていない場合は、業者のデザインサービスを利用する方法もありますが、別途料金がかかることがほとんどです。

野球応援にNG!ゲートフラッグのデザインで押さえたいポイント

広い球場のスタンドからでも、一目で内容が伝わるデザインにするためには、いくつか避けるべきポイントがあります。ここでは、応援効果を高めるためのデザインの注意点を解説します。

文字が読みにくい!小さすぎるフォント&視認性が低いフォントはNG

ゲートフラッグで最も重要なのは「メッセージが読めること」です。遠く離れたグラウンドや反対側のスタンドからでも認識できるよう、フォント選びと文字サイズには細心の注意を払いましょう。

特に避けるべきなのは、線が細い明朝体や、デザイン性が高すぎて読みにくいフォントです。応援用のフラッグには、太くて力強く、視認性の高いフォントが適しています。

文字数はなるべく少なく、伝えたい選手名やメッセージを大きく配置するのが基本です。

色使いに注意!背景と文字が同化するデザインは避けよう

デザインで次に重要なのが「色の組み合わせ」です。

背景色と文字色のコントラストが低いと、文字が背景に溶け込んでしまい、せっかくのメッセージが全く読めなくなってしまいます。好きなチームカラーを使いたい場合でも、色の組み合わせには注意が必要です。

例えば、青色の背景に紺色の文字を乗せると、色が同化して非常に見づらくなります。このような場合は、文字に白や黄色の縁取り(袋文字)をするだけで、視認性が劇的に向上します。デザインを作成する際は、少し離れた場所から見て、文字がはっきりと読めるかを確認しましょう。

背景色文字色視認性
黒、赤、青非常に高い
黒、紺非常に高い
白、黄高い
白、黄高い

ぎゅうぎゅう詰めは逆効果!余白を活かした見やすいデザインに

選手への熱い想いを伝えたいあまり、イラストやメッセージをたくさん詰め込みたくなるかもしれません。しかし、要素を詰め込みすぎたデザインは、全体がごちゃごちゃしてしまい、かえって何を伝えたいのかが分かりにくくなります

優れたデザインには、必ず「余白」が効果的に使われています。

伝えたいメッセージは、選手名や背番号、短いキャッチフレーズなど、最も重要なもの一つに絞り込みましょう。文字やイラストの周りに十分な余白を持たせることで、メインの要素が際立ち、メッセージ性が高く、洗練された印象のゲートフラッグに仕上がります。

【手作り】初心者でも簡単!野球ゲートフラッグの作り方5ステップ

ここでは、裁縫初心者の方でも挑戦しやすい、基本的なゲートフラッグの作り方を5つのステップに分けて詳しく解説します。

まず確認!ゲートフラッグに必要な材料と道具一覧

ゲートフラッグ作りに取り掛かる前に、必要なものを揃えましょう。

手芸店やホームセンター、100円ショップなどで手軽に購入できるものがほとんどです。デザインの方法によって必要な材料が変わるため、作りたいデザインに合わせて準備してください。

分類材料・道具名説明・選び方のポイント
基本の材料布(生地)軽くてシワになりにくいポリエステル系のツイル生地やトロマットがおすすめです。初めての方は扱いやすい綿のシーチングなどでも作れます。
基本の材料ポール(棒)ホームセンターで手に入る塩ビパイプや、100円ショップのつっぱり棒などが安価で加工しやすく人気です。持ち運びを考えるなら伸縮タイプが便利です。
基本の材料ミシン糸布の色に合わせたものを選びましょう。ポリエステル素材の布には、同じポリエステル製の糸を使うと馴染みが良いです。
デザイン用材料(いずれかを選択)フェルト切りっぱなしで使えるので文字やイラストの形を作りやすいです。カラーバリエーションも豊富です。
アイロンプリントシート家庭用プリンターで印刷したデザインを、アイロンで簡単に布へ転写できます。複雑なデザインや写真を使いたい場合に最適です。
布用絵の具・ペン直接布に描くことができる画材です。手書きの温かみを出したい場合におすすめ。ステンシルシートを使うと綺麗に仕上がります。
裁縫道具ミシンポールを通す袋部分を縫う際に使用します。直線縫いができれば十分です。手縫いでも作成可能ですが、ミシンがあると丈夫で綺麗に仕上がります。
裁ちばさみ布を正確に切るためのハサミです。
チャコペン・チャコペーパー布に裁断線やデザインの下書きをする際に使います。時間が経つと消えるタイプや水で消えるタイプが便利です。
定規(ものさし)長い定規があると、布をまっすぐ裁断する際に役立ちます。
アイロン・アイロン台布のシワを伸ばしたり、アイロンプリントシートを圧着したり、縫い代を整えたりする際に必須です。

ステップ1 デザインを決める

まずはゲートフラッグの主役となるデザインを考えます。

デザイン案は、まず紙にラフスケッチを描いてイメージを固めるのがおすすめです。PCのペイントソフトやデザインツールを使える方は、実寸サイズでデータを作成すると、完成後のイメージが湧きやすくなります。

文字のフォントや配色、イラストの配置などをこの段階でしっかり決めておきましょう。

ステップ2 布を裁断して下準備をする

デザインが決まったら、布を裁断します。

まず、布のシワをアイロンで綺麗に伸ばしておきましょう。これを「地直し」といい、仕上がりを美しくするための重要な工程です。

次に、完成させたい旗のサイズに、上下の縫い代(各1〜2cm程度)と、左右のポールを通すための袋部分の幅(ポールの直径+余裕分)を足した大きさで布に印を付け、裁ちばさみで裁断します。

例えば、ポール直径2cmの旗を作るなら、袋部分は「(2cm × 3.14 ÷ 2) + 縫い代1cm」で約4cm幅を2枚分、左右に確保するといった計算になります。

ステップ3 文字やイラストを配置する

裁断した布に、ステップ1で決めたデザインを配置していきます。ここでは代表的な3つの方法を紹介します。

フェルトを使う方法:
デザインに合わせてカットしたフェルトを、布用接着剤や手縫いで丁寧に貼り付けていきます。接着剤を使う際は、はみ出さないように注意しましょう。縁を刺繍糸で縫うと、より立体的で丈夫になります。

アイロンプリントシートを使う方法:
PCで作成したデザインを左右反転させてシートに印刷し、説明書に従ってアイロンで布に圧着します。細かいデザインやグラデーションも表現できるのが魅力です。

布用絵の具を使う方法:
チャコペンで下書きした線に沿って、布用絵の具やペンで直接描いていきます。絵の具がにじまないよう、少しずつ色を乗せていくのがコツです。完全に乾くまで触らないようにしましょう。

ステップ4 ポールを通す袋部分を縫う

デザイン部分が完成したら、旗の左右を縫ってポールを通すための袋状の部分を作ります。

布の端がほつれないように、端を1cm折ってから、さらにポールの太さに合わせた幅で折り返し、アイロンで折り目をつけます(三つ折り)。この折り目に沿って、ミシンでまっすぐ縫い合わせます。

ステップ5 ポールを通して完成!

最後に、縫い上げた袋部分にポールを2本通せば、オリジナルのゲートフラッグの完成です!

ポールが長すぎる場合は、のこぎりなどで旗のサイズに合わせてカットしてください。ポールの端に専用のキャップを取り付けると、布が抜けにくくなるうえ、周りの人への安全配慮にも繋がります。

球場へ持って行く前に、実際に広げてみてデザインのバランスや全体の出来栄えを確認しましょう。

【業者依頼】ゲートフラッグの発注から納品までの流れを解説!

「デザインに自信がない」「クオリティの高いゲートフラッグが欲しい」という方は、プロの業者に依頼するのがおすすめです。ここでは、業者に依頼する場合の基本的な流れと費用相場について解説します。

注文から受け取りまで!ゲートフラッグ制作のステップ

業者への依頼は、いくつかのステップを踏むだけで完了します。初めての方でもスムーズに進められるよう、一般的な発注から納品までの流れをご紹介します。

  1. 業者選びと問い合わせ
    まずは、ゲートフラッグを制作している印刷業者や応援グッズ専門店を探します。実績や口コミ、価格、納期などを比較検討し、依頼したい業者を決めましょう。公式サイトの問い合わせフォームや電話で見積もりを依頼します。
  2. 仕様の決定と見積もり確認
    サイズ、生地(素材)、印刷方法(片面・両面)、加工方法(ポールを通す袋縫いの位置など)を伝えます。仕様に基づいて業者から見積もりが提示されるので、金額や納期に問題がないか確認します。
  3. デザインデータの入稿
    自分で作成したデザインデータ(Illustrator形式の.aiファイルやPhotoshop形式の.psdファイルが一般的)を、業者の指定する方法で送付します。データに不備がないかチェックしてもらいましょう。デザイン制作を業者に依頼する場合は、この段階でイメージや入れたい文字などを伝えて打ち合わせを行います。
  4. 注文確定と支払い
    最終的な仕様とデザイン、金額を確認し、正式に注文します。支払いはクレジットカード決済や銀行振込など、業者が指定する方法で行います。多くの場合、入金確認後に制作が開始されます。
  5. 製作・発送
    業者がゲートフラッグの製作を開始します。完成後、指定した住所へ発送されます。納期は業者や注文内容によって異なりますが、通常1週間から2週間程度が目安です。
  6. 商品の受け取り
    商品が届いたら、注文した内容と相違ないか、印刷に問題がないかなどをすぐに確認しましょう。

価格相場はどれくらい?ゲートフラッグを業者に依頼するときの費用目安

ゲートフラッグの制作費用は、サイズ、素材、印刷方法、注文枚数によって大きく変動します。

ここでは、一般的なサイズごとの費用目安をまとめました。あくまで参考価格であり、オプションや送料は別途必要になる場合があります。

サイズ(縦×横)価格目安(1枚あたり)主な用途
60cm × 90cm5,000円~10,000円個人での応援、持ち運びやすさ重視
80cm × 120cm8,000円~15,000円一般的なサイズ、デザインの視認性も良好
100cm × 150cm12,000円~20,000円応援団やグループでの使用、迫力ある応援に

※上記の価格は、一般的なポリエステル系の布(トロマットなど)に片面フルカラー印刷、袋縫い加工を施した場合の目安です。

遮光性の高い生地や両面印刷を選ぶと価格は上がります。また、デザイン制作を依頼する場合や、短納期を希望する「特急料金」などが追加で発生することもありますので、必ず事前に総額を確認しましょう。

知らないとトラブルに!野球場でのゲートフラッグ掲示ルール

手作りのゲートフラッグ(ゲーフラ)で応援に臨む前に、必ず確認しておきたいのが球場での掲示ルールです。気持ちよく選手を応援するためにも、基本的なルールとマナーをしっかり理解しておきましょう。

NPB12球団共通の基本ルール

まず、NPB(日本野球機構)が定める「試合観戦契約約款」や各球団の応援ルールに基づき、多くの球場で共通して定められている基本的なルールがあります。以下の点は最低限押さえておきましょう。

  • 試合進行の妨げになる行為の禁止:プレー中に掲げるなど、選手や審判、他の観客の視界を遮る行為は禁止されています。
  • 他の観客の迷惑になる行為の禁止:自分の座席スペースを大幅にはみ出して掲げたり、周りの方の観戦を妨げたりしないように配慮が必要です。
  • 誹謗中傷や公序良俗に反する内容の禁止:選手や球団、ファンを侮辱するような言葉や、差別的な表現、過激なメッセージは認められません。
  • 広告・宣伝目的の掲載禁止:特定の企業名や商品名を無許可で表示するなど、営利目的での使用はできません。
  • 指定エリア外での使用禁止:応援団のいる外野応援席など、応援が許可された特定のエリアでのみ使用が認められる場合がほとんどです。

球場ごとのサイズ規定や注意事項

共通ルールに加えて、ゲートフラッグのサイズや掲示可能な場所については、各球場・球団が独自の規定を設けています。特にサイズ制限は厳しく定められていることが多いため、制作前に必ず観戦予定の球場の公式サイトを確認することが重要です。

東京ドームや甲子園球場など主要球場の例

ここでは、参考として主要な球場のゲートフラッグに関する規定の一例をまとめました。ただし、規定は変更される可能性があるため、観戦前には必ず各球場の公式サイトで最新の情報を確認してください。

球場名主な規定・サイズ目安注意事項
東京ドーム縦・横それぞれ1m以内外野席応援エリアでのみ使用可能。プレーの妨げにならないよう配慮が必要。
阪神甲子園球場縦60cm×横60cm以内外野席の一部エリアのみ。掲示はイニング間に限るなど、タイミングにも注意が必要。
バンテリンドーム ナゴヤ縦90cm×横90cm以内応援団の許可が必要な場合がある。指定された応援エリアでのみ使用可能。
横浜スタジアム縦60cm×横60cm以内応援ボード・応援幕等のルールに準拠。他の観客の視界を妨げないこと。
MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島縦55cm×横60cm以内ビジターパフォーマンスシートなど、指定エリアでのみ使用可能。

※上記はあくまで一例です。詳細は各球場の公式サイトをご確認ください。

ルールだけじゃない!周りのファンに配慮した応援のマナー

ルールで明確に禁止されていなくても、周りのファンと一体となって楽しく応援するためには、マナーへの配慮が欠かせません。以下の点を心がけましょう。

  • 掲げるタイミングを考える:得点時やチャンスの場面、イニングの合間など、球場の雰囲気に合わせて掲げましょう。プレー中や投球動作中など、集中して観戦したい場面で視界を遮るのはマナー違反です。
  • 自分の座席の範囲内で掲げる:ゲートフラッグが隣の人のスペースにはみ出したり、通路を塞いだりしないように注意しましょう。掲げる高さも、後ろの人の視界を妨げないよう、自分の頭の高さを超えないようにするのが基本です。
  • 周りのファンとコミュニケーションをとる:掲げる前に「少しの間、掲げてもよろしいですか?」と周りの人に一声かけるだけで、お互いに気持ちよく応援できます。
  • 安全への配慮:ポールが周りの人に当たらないように注意し、混雑した場所での移動時はフラッグをたたむなど、安全管理を徹底しましょう。

ルールとマナーを守って、自作のゲートフラッグで選手に熱いエールを送りましょう。

まとめ

ゲートフラッグは、視認性の高いデザインと適切なサイズ・素材選び、そして球場ごとのルールとマナーを押さえるだけで、ぐっと完成度が上がります。手作りなら温かみのある一枚に、業者依頼なら写真やロゴも美しく再現できます。どちらの方法でも、遠くの選手や仲間のファンに伝えることが大切です。観戦前は最新の掲示規定を必ず確認し、周囲の方への配慮を忘れないよう注意しましょう。自分だけのゲートフラッグで、次の試合をもっと熱く楽しんでいただけたら幸いです。

アドマクではオリジナル横断幕・懸垂幕・垂れ幕のデザイン制作を承っております。ご利用用途やサイズから費用を自動見積もりをすることもできますので、ぜひご確認ください!


 
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