タペストリーって聞いたことがありますか?
辞書で調べると「色とりどりの糸で風景・人物像などを織り出したつづれ織り。また,その壁掛け」とあります。
フランス語のタピスリから来ているとか。
厳密にいうと古代ギリシャで作られた織物が起源なのだそうです。
現代の日本ではインテリアや販促などで使用するものをタペストリーと呼びます。
【目次】
タペストリーって何?
冒頭でも少し触れましたがタペストリーは厳密にいうとつづれ織りという織物です。
ですが現代ではもっと広まっており、壁に掛けられる上下にバー(棒)が付いた物をタペストリーと呼びます。(これもはっきりと決まっているわけではありませんが・・)
タペストリーの用途は広く、インテリアショップに売っているおしゃれな物・アニメキャラなどがプリントされた物・アイドルが印刷された物・販促目的の広告物など多岐に渡ります。
天下のAmazonで調べても大量に既製品が出てきます。⇒タペストリー検索結果
タペストリーはポスターと似ていますが、ポスターは基本的に紙で作られていて4隅を画鋲やテープなどで止めます。タペストリーにも合成紙を使うこともありますがポリエステル系の生地やビニール系の生地で作ることもあり上下にバーを付けて吊るして使用します。
ポスターよりは遥かに高級感があります。
既製品でも多くの品物がありますが、アドマクではオリジナルデザインのタペストリーの激安で制作できます。
タペストリーの用途
タペストリーは実に様々な場所で使用されます。
飲食店などでは店頭にメニューとして掲載したり、季節限定メニューを掲載したりします。
大手牛丼チェーンやファーストフード店でよく見かけます。
アパレルなどの小売店では「SALE」や新商品などの販促ツールとして使用されます。
イベントの宣伝、インテリアアイテムとしても使われます。
タペストリーはアイデア次第でどうにでも使うことができる万能アイテムです
タペストリーに向いている生地
タペストリーは屋内外どちらでも使用される場合があります。
屋内ですと色が綺麗に出て真っすぐで反れない生地がお勧めですし、屋外ですと耐久性・退行性に優れた記事がお勧めです。
それらを踏まえてオススメ生地は下記の4点になります。
01.トロマット 昇華転写
ポリエステル製の生地でしっかりとした厚みで丈夫な生地です。布製の横断幕などではスタンダードな生地になります。非常にしなやかな生地なので折りたたんでも皺になりにくいのも特徴です。強度がありますので大型の横断幕などにも使用できます。
屋内外どちらでも使用でき、万能型の生地です。大型ショッピングセンター内に掲出したり、屋外イベントでの横断幕などでもよく使われます。
昇華転写で発色が良く、やや深みのある味わいが出せます。
02.ターポリン
ポリエステル系繊維を合成樹脂で包んだビニール系の生地です。丈夫で対候性もあるので屋外・屋内問わず幅広く使われています。布製の生地に比べると雨や汚れに強いです。長期間使用する横断幕や懸垂幕・街路灯フラッグ・建築幕にもおすすめの生地になります。 弱溶剤インクジェットで鮮明で鮮やかなプリントが可能です。
03.遮光ターポリン
ポリエステル系繊維を合成樹脂で包んだビニール系の生地です。生地の間に遮光幕を挟んであるので光を通さず両面印刷が可能です。丈夫で対候性もあるので長期間ご使用いただけます。アドマクでは両面異なるデザインも同料金で制作可能です。両側から視認性があるので屋内外問わず便利にお使いいただけます。
弱溶剤インクジェットで鮮明で鮮やかなプリントが可能です。
04.遮光スエード
ポリエステル系の細い繊維で高密度に織られた生地です。生地の間に遮光幕を挟んでいる為、両面印刷が可能です。光沢感があり風合いもよく高級感があります。UVインクジェットで印刷をするので日差しにも強く、印刷も鮮明です。フラッグやロールアップバナーやタペストリーに使用すると高級感のある商品に仕上がります。柔らかいですが対候性もあり耐久力もある生地ですので屋外でもご利用いただけます。
それぞれの生地には特徴がありますので気になる方は生地サンプルをご確認の上ご注文下さい。
※生地サンプルはこちらから取り寄せることが出来ます。
タペストリーバーの種類と設置の方法
タペストリー専用バーはホームセンターやインターネットで販売されています。
ご自身で用意した布や紙に専用のテープを付けて、タペストリーバーに引っ掛けて使用します。
見た目はまるで市販品のように綺麗になりますが、サイズが大きい場合や屋外での使用の場合は専用のタペストリーバーでは強度が足りません。
風で煽られたりするとバーから生地が外れてしまう恐れがあります。
そこでアドマクでは屋外での使用やサイズが大きい場合は、袋縫いを施してからパイプを通す方法を推奨しております。※屋外タペストリー加工
それにより外れてしまうようなことはなく綺麗に設置する事が出来ます。
商業施設などで使用する場合には
タペストリーは商業施設で多く使用されますが、施設によっては防炎仕様が必要になります。
消防法第8条の3では一定の防炎性能を有する物品(防炎物品)の使用が義務付けられています。義務付けられている場所は高層建築物(高さ31m以上)・地下街・劇場・旅館、病院その他の政令で定める防火対象物で、防炎物品として定められているものは、カーテン・じゅうたん・どん帳などです。
横断幕に関していえば、義務ではありませんが防炎協会が定めている「防炎製品」として自主的に店舗側やイベント主催者が使用するよう対策を取っています。
これは何故かというと商業施設やイベント会場などの火災では、店内の商品・備品・装飾などに火が燃え移り、延焼することにより火傷を負ったり、煙を吸い込んでしまって重傷を負ったり死亡事故につながる事が多々あるからです。
そういった被害を最小限に抑えるために、万が一火がついても延焼を最低限に抑える「防炎加工」が施された生地を使用しなければいけません。
よく勘違いをされますが防炎加工は「燃えない」というわけではありません。
火がついても焦げたり溶けることで延焼を防ぐ「燃えにくい」加工です。
タペストリーを施設内で使用する際は管理会社等とご相談の上、適した生地での制作をお勧めします。
下記より自動見積もりで価格をご確認いただけます。
防炎遮光ターポリン(片面印刷)
防炎遮光ターポリン(両面印刷)
防炎ポリエステル