屋外イベントで活躍するポップアップスタンドですが、「どれを選べばいいのだろう」と迷われる方も多いのではないでしょうか。屋外で使用するからこそ、強風に耐えるための安定性と、誰でも扱いやすい設置の手軽さが欠かせません。この記事では、選び方の基本から具体的な風対策、安全に設置するための工夫まで分かりやすくご紹介します。イベントや店舗の集客効果を高める一台を選ぶために、ぜひ参考にしてください。

屋外用ポップアップスタンドに求められる基本的な条件2つ!
ここでは、屋外用ポップアップスタンドを選ぶ上で欠かせない、基本的な2つの条件について詳しく解説します。
条件1 強風に耐える安定性や工夫
屋外での使用における最大の課題は「風」です。
突風による転倒は、スタンドの破損だけでなく、通行人に怪我をさせてしまう重大な事故につながる危険性があります。そのため、強風にも耐えられる安定性は最も重要な条件です。
安定性を確保するためには、スタンド自体の構造に加え、重しや固定具といった風対策が不可欠です。
条件2 設置と撤収のしやすさ
屋外用ポップアップスタンドは特定の期間だけ設置することが多いものです。
そのため、誰でも簡単かつスピーディーに設置・撤収できる手軽さが求められます。作業に時間がかかると、他の準備に影響が出たり、人件費がかさんだりする可能性があります。
特に一人で設営する場面を想定すると、軽量でコンパクトに収納できる製品が理想的です。設置・撤収のしやすさも視野にいれて選びましょう。
失敗しない!屋外ポップアップスタンドの選び方
屋外用のポップアップスタンドは、選び方を間違えるとすぐに破損したり、期待した効果が得られなかったりします。ここでは、使用シーンや目的に合わせて最適なスタンドを選ぶための3つのポイントを解説します。
使用シーンに合ったサイズを選ぶ
ポップアップスタンドを選ぶ上で最も基本的な要素が「サイズ」です。設置するスペースの広さや、通行人からどのように見せたいかを考慮して選びましょう。
一般的なサイズの目安と特徴は以下の通りです。
サイズ | 一般的な寸法(目安) | 特徴と主な用途 |
Sサイズ | 幅600mm × 高さ1,600mm程度 | コンパクトで持ち運びやすい。店舗の入り口や小規模なブース、歩道など限られたスペースでの使用に適しています。 |
Mサイズ | 幅800mm × 高さ1,800mm程度 | 最も標準的で汎用性が高いサイズ。適度な存在感があり、イベント会場や店舗前の案内など、幅広いシーンで活躍します。 |
Lサイズ | 幅900mm × 高さ2,000mm以上 | 遠くからでも目立ち、高い訴求力を持ちます。広いイベント会場や展示会、ロードサイド店舗の広告など、アイキャッチとして効果的です。 |
屋外で使いやすい!設営も楽なおすすめのポップアップAバナー
「ポップアップAバナー」は、アドマクがご提供する、ワンタッチで広がる自立型バナーです。
このバナーは250gポリエステルの防炎素材で作られており、火災防止の規格をクリアしているため、人が多い場所や風が強いイベント会場でも安心して使えます。

また、ワンタッチで開けて設置できるため、準備時間がほとんどかからず、急な屋外展示やプロモーションにピッタリです。
しかも、付属のペグ(杭)で地面に固定できるので、突風や風通しのいい場所での転倒リスクが軽減されます。超軽量設計で、女性やお子さんでも持ち運びしやすいところもおすすめです。
屋外イベントで「さっと設営・しっかりアピール」したい方に、このポップアップAバナーは特におすすめです。
突風にも負けない!風対策と安全な設置の工夫
屋外でポップアップスタンドを使用する際、最も注意すべきなのが「風」です。ここでは、誰でも簡単にできる風対策と、安全に設置するための工夫について具体的に解説します。
重しと固定具の活用で安定感をアップ
ポップアップスタンドの安定性を高める基本は、物理的に動かないよう固定することです。スタンド自体の重さだけでは不十分なため、「重し(ウェイト)」と「固定具」を必ず併用しましょう。
スタンドを安定させる重し(ウェイト)の種類
重しには様々な種類があり、それぞれに特徴があります。使用する場所や持ち運びのしやすさを考慮して、最適なものを選びましょう。スタンドのサイズにもよりますが、最低でも合計10kg以上の重しを設置することが推奨されます。
種類 | 特徴 | メリット | デメリット |
注水式ウェイト | プラスチック製のタンクに水や砂を入れて使用するタイプ。 | 使用前は軽く、持ち運びが非常に楽。見た目もスマート。 | 水の確保が必要。冬場は凍結による破損のリスクがある。 |
砂袋(土のう) | 土や砂を詰めた袋。ホームセンターなどで安価に入手可能。 | コストが低い。重ねて使用することで重さの調整が容易。 | 砂や土が漏れることがある。持ち運び時に重い。 |
コンクリートブロック | 重量があり、非常に高い安定性を得られる。 | 風に強く、最も安定感がある。安価で入手しやすい。 | 非常に重く、運搬が大変。見た目が無骨になりがち。 |
地面に直接固定する器具
設置場所の地面が土や芝生の場合は、ペグ(杭)を打ち込んでスタンドの脚を固定する方法が非常に効果的です。ペグは風でスタンドが浮き上がるのを防ぎます。また、近くにフェンスや柱など固定できるものがあれば、ロープや結束バンドを使ってスタンドを結びつけることで、転倒防止効果をさらに高めることができます。ただし、ロープを使用する際は、通行の妨げにならないよう十分に注意してください。
設置場所の工夫でリスクを最小限に
物理的な対策と合わせて、設置場所を工夫することも重要な安全対策です。どこに置くかによって、風の影響は大きく変わります。
風の影響を受けにくい場所を選ぶ
可能な限り、風を遮るものがある場所を選びましょう。建物の壁際や植え込みのそばなどは、直接的な風当たりを弱めることができます。逆に、ビルの谷間や広い駐車場の真ん中など、風が吹き抜けやすい場所は避けるべきです。風の通り道になりそうな場所は、突風が発生しやすいため特に注意が必要です。
地面の状態と天候を確認する
設置する地面が平坦で硬い場所であるかを確認してください。傾斜地や砂利の上、ぬかるんだ地面はスタンドが不安定になりやすく、転倒のリスクが高まります。また、設営前には必ず天気予報を確認し、強風注意報や警報が発令されている場合は、安全を最優先し、設置を中止または延期する判断も必要です。屋外でのイベントでは、天候の急変も考慮しておきましょう。
Q&A|屋外用ポップアップスタンドに関するよくある質問
ポップアップスタンドの耐用年数はどれくらい?
屋外用ポップアップスタンドの耐用年数は、使用頻度や保管状況、設置環境によって大きく変動しますが、一般的には1年~3年が目安とされています。常設する場合や、風雨にさらされる機会が多い場所では寿命が短くなる傾向があります。一方で、イベント時のみの使用で、毎回丁寧に清掃・乾燥させてから専用ケースで保管するなど、適切なメンテナンスを行うことで3年以上使用できる場合もあります。耐久性を重視する場合は、フレームの素材や生地の厚みなどを確認して選ぶと良いでしょう。
ポップアップスタンドのメンテナンス方法は?
大切なポップアップスタンドを長持ちさせるためには、定期的なメンテナンスが不可欠です。使用後は、以下の表を参考に簡単なお手入れを心がけましょう。
メンテナンス対象 | 基本的な手入れ方法 |
メディア(印刷面) | 乾いた柔らかい布で土や砂埃を優しく払い落とします。汚れが目立つ場合は、水で濡らして固く絞った布で拭き取ってください。洗剤を使用すると色落ちの原因になる可能性があるため避けましょう。拭き取り後は、カビやシミを防ぐために必ず完全に乾燥させてから収納します。 |
フレーム | フレーム部分も乾いた布で拭き、汚れや水分を取り除きます。特に、関節部分や可動部に砂などが入り込むと故障の原因となるため、念入りに清掃することをおすすめします。 |
保管方法 | 完全に乾燥させた状態で、付属の専用ケースに入れて保管します。直射日光が当たる場所や、湿気の多い場所を避け、屋内の風通しの良い場所で保管するのが理想です。 |
急な雨で濡れてもすぐ乾く?防水スプレーを使った方がいい?
屋外用のポップアップスタンドの多くは、撥水性や速乾性に優れたポリエステル系の生地で作られています。そのため、多少の雨であれば水を弾き、濡れても比較的早く乾くのが特長です。しかし、長時間雨にさらされたり、濡れたまま放置したりすると、カビや悪臭、インクの劣化に繋がるため、使用後は必ず乾燥させるようにしてください。
防水スプレーの使用は、撥水効果を高め、汚れをつきにくくするメリットがあります。ただし、インクや生地との相性によっては変色やシミの原因になる可能性もゼロではありません。使用する際は、必ず目立たない部分で試してから全体に塗布するようにしましょう。製品によってはスプレーの使用を推奨していない場合もあるため、事前に取扱説明書を確認することをおすすめします。
印刷面は両面にした方が効果的?片面で十分?
両面印刷と片面印刷のどちらが効果的かは、設置場所や目的によって異なります。それぞれのメリットを理解し、シーンに合わせて選ぶことが重要です。
タイプ | メリット | おすすめの設置シーン |
両面印刷 | 360度どこからでもアピールできる通行人の流れが双方向の場所で高い効果を発揮視認性が高く、訴求力が強い | 歩道の中央、広場の中心、展示会の通路など、あらゆる方向から人が来る場所 |
片面印刷 | 両面印刷に比べてコストを抑えられる壁や背景がある場所に設置する場合に無駄がない | 店舗の壁際、イベント会場のブース背面、一方向からの動線が明確な場所 |
より多くの人の目に留めたい場合や、設置場所に制限がない場合は両面印刷が効果的です。一方で、壁を背にして設置する場合や、コストを重視したい場合は片面印刷で十分な効果が期待できます。予算とアピールしたい対象を考慮して最適なタイプを選びましょう。
まとめ
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