テトロンポンジって聞いたことありますか?
呪文ではないですし、キャラクターの名前でもありません。
生地の名前です。
そんなテトロンポンジの説明をしていきます。
【目次】
テトロンポンジとは
ポリエステル製の生地で軽くて薄いのが特徴です。
「ポンジ」という略称で呼ばれることが多いです。
一般的なのぼり旗はテトロンポンジで制作されているのでイメージしやすいと思います。
薄く裏側にも綺麗に透けるので、両側から視認が可能です。とても軽く女性でも持ち運びが容易なので応援幕などで使用されることも多いです。
昇華プリントで発色が良く、他の印刷方法より色が少し濃く出ます。
テトロンポンジの特徴
テトロンポンジは先述した通り、薄くて裏側からもきれいに柄が透けて見えます。
この裏抜けの良さが最大の特徴で、両面印刷をしなくても両側からの視認性が確保できます。(文字や柄などは逆になります)
のぼり旗をイメージすれば裏抜け具合が分かると思います。
なんと街で見かけるのぼり旗の90%以上はテトロンポンジです。
また、重量もすごく軽いので大きいサイズで作っても取り扱いは楽々です。
スポーツの応援旗などの大きくて手で振るような用途にピッタリです。薄いので雨などでぬれても比較的早く乾くのも特徴です。
そしてなによりこの利便性で価格が安い!
のぼり旗なんて少し検索すれば1枚数百円で作れちゃう時代です!
そんなポンジですが、もちろんデメリットもあります。
薄くて軽くて便利ですが、耐久性はあまり高くありません。
屋外で使用し続けていると破けたり色が薄くなってきたりします。
安価ですので劣化してきたら交換するのがお勧めです。
テトロンポンジに向いているアイテム
ポンジは扱いやすい生地なので様々なアイテムに使用されます。
のぼり旗、スウィングバナー、タペストリー、フラッグなどなど。
のぼり旗にもいろいろなサイズの物がありますが60cm×180cmが一般的です。
アドマクでも某大手飲食チェーンののぼり旗を制作しております。
フライングバナーはテトロンポンジで制作する会社も多いですが、アドマクではポリエステルを使用しています。ご希望のお客様にはテトロンポンジで制作することも可能です。
やはりのぼり旗が一番イメージしやすいですね。
テトロンポンジを使用する際に気を付ける事
先述したように風が強い場所などで長期間使用すると劣化が早いので注意が必要です。
テトロンポンジも使用場所によって気を付けるべき点があります。
ポンジは屋内外、イベント会場、ショッピングセンターなど多くの場面で使用されておりますが、防炎加工が必要な場合もあります。
消防法第8条の3では一定の防炎性能を有する物品(防炎物品)の使用が義務付けられています。義務付けられている場所は高層建築物(高さ31m以上)・地下街・劇場・旅館、病院その他の政令で定める防火対象物で、防炎物品として定められているものは、カーテン・じゅうたん・どん帳などです。
横断幕に関していえば、義務ではありませんが防炎協会が定めている「防炎製品」として自主的に店舗側やイベント主催者が使用するよう対策を取っています。
これは何故かというと商業施設やイベント会場などの火災では、店内の商品・備品・装飾などに火が燃え移り、延焼することにより火傷を負ったり、煙を吸い込んでしまって重傷を負ったり死亡事故につながる事が多々あるからです。
そういった被害を最小限に抑えるために、万が一火がついても延焼を最低限に抑える「防炎加工」が施された生地を使用しなければいけません。
よく勘違いをされますが防炎加工は「燃えない」というわけではありません。
火がついても焦げたり溶けることで延焼を防ぐ「燃えにくい」加工です。
このように商業施設やイベント会場でポンジを使用する際は、事前に管理会社や運営会社にご相談下さい。
そして必要があれば防炎のテトロンポンジをご利用ください。
テトロンポンジの保管・お手入れ方法
ポンジは昇華プリントで印刷します。
これは生地に直接インクが載っている状態となりますので摩擦に弱いです。
ゴシゴシと手洗いをしたり、洗濯機を使用しますと色が落ちてしまう可能性があります。
もし汚れてしまって洗いたい場合は優しく手洗いをして下さい。
洗い思ったら出来るだけ手でシワを伸ばして干してください。
乾いてもシワが残っている場合は必ず当て布をして低温でアイロンを掛けて下さい。
使用しない場合は高温多湿を避けて風通しの良い場所で保管をお願いします。
いかがでしたでしょうか。
テトロンポンジについてまとめてみました。
実際にテトロンポンジの生地が見たい・触りたいという方はアドマクから
散布請求が可能です。
もちろん無料ですのでご希望の方は下記よりご請求ください。