初心者向け!オリジナルポップアップスタンドの作り方&デザインのポイント解説!

ポップアップスタンド オリジナル

イベントや店頭で「一目で伝わる存在感」をつくるなら、オリジナルのポップアップスタンドが頼もしい味方です。本記事では、初めての方でも迷わず進めていただけるよう、発注から入稿・受け取りまでの流れを4つのステップで丁寧にご案内します。

さらに、離れた場所からでも読まれる文字サイズの考え方、配色の黄金比、レイアウトの整え方など、現場で効くデザインのコツも実例ベースで解説。読み終えたときには、すぐに発注へ進める準備が整い、 “失敗しない一台” を自信をもって形にしていただけます。

目次

ポップアップスタンドがイベントや店舗で活躍する理由

ここでは、ポップアップスタンドがなぜ多くのシーンで選ばれるのか、その基本的な特徴とオリジナルで制作する魅力を解説します。

そもそもポップアップスタンドとは?

ポップアップスタンドとは、折りたたまれたフレームを傘のように広げるだけで、大型の広告面を瞬時に作り出せるディスプレイツールです。

ポップアップAバナー オーバルタイプ(楕円)

メディアと呼ばれる印刷面はマジックテープで簡単に取り付けられ、使用後はコンパクトに収納して専用ケースで手軽に持ち運べるのが大きな特徴です。

混同されやすい他のスタンドとの違いは以下の通りです。

ツール名特徴主な用途
ポップアップスタンド骨組みを広げて設置する立体的な大型ディスプレイ。湾曲したS字型や直線的なストレート型がある。展示会ブースの背景、記者会見のバックパネル、フォトスポット
バナースタンド印刷した幕(バナー)の上下をパイプで固定し、スタンドで自立させる。比較的安価で軽量。店舗の入口、イベント会場の案内、商品紹介
ロールアップバナー本体に巻き取られたスクリーンを引き出して設置する。設置・撤収が非常にスピーディー。セミナー会場、学会、小規模な説明会

ポップアップスタンドが選ばれる理由!オリジナル制作の魅力

オリジナルデザインのポップアップスタンドは、イベントや展示会で大きな効果を発揮します。まず圧倒的な訴求力。大きな広告面で遠くからでも目を引き、ブランドイメージを強く印象付けられます。

次に簡単な設営・撤収が可能な点です。工具不要で一人でも扱えるため、準備や片付けの負担を大幅に軽減できます。さらに携帯性の高さも魅力的です。解体後はコンパクトに収納でき、専用ケースで安全に持ち運びが可能です。

ターゲット顧客に響く独自のクリエイティブは、ブースへの集客力を高め、ビジネスチャンスを広げる強力な武器となるでしょう。

話題沸騰中!誰でもすぐ使えるポップアップAバナーとは

「ポップアップAバナー」は、アドマクがご提供する、ワンタッチで広がる自立型バナーです

設置は簡単で、ワンタッチテントのように収納バッグから引き出すだけでパッと開き、あとは置くだけで準備が完了します。しかも、超軽量設計なので、女性やお子さまでも持ち運びしやすいのが嬉しいポイントです。

ポップアップAバナー オーバルタイプ(楕円) 説明

また、デザインや印刷も自由にカスタマイズ可能です。協賛企業のロゴを入れたり、イベントテーマに合わせた色使いにしたりなど、「見せたい情報」を思うがままに表現できます。

お求めやすい価格帯に加え、ご注文から発送までは、データ入稿が15時までに完了した場合、通常5営業日以内で対応いたします。

急ぎの際はご相談も受け付けておりますので、どうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。

初心者でも簡単!オリジナルポップアップスタンドの作り方4ステップ

ここでは、発注から納品までの流れを4つのステップに分けて具体的に解説します。

ステップ1 目的と仕様を決める

最初に「何のために、どこで、どのように使いたいか」を明確にしましょう。

目的によって、最適なポップアップスタンドのサイズや素材、形状が変わってきます。例えば、展示会ブースの背景として使うのか、店舗の入り口で新商品の告知に使うのかで、伝えるべき情報量やデザインの方向性が異なります。

以下の項目を具体的に決めておくと、後の業者選びやデザイン制作が格段にスムーズになります。

項目決定することの例
目的・用途展示会ブースの装飾、記者会見のバックパネル、店舗のセール告知、イベントの受付案内など
設置場所屋内か屋外か。壁側か部屋の中央に置くかで、両面印刷か片面印刷か等を決定する。
サイズ幅(W)と高さ(H)を設置スペースに合わせて決める。一般的なサイズはW2,200mm×H2,200mm前後。
形状オーバル(楕円型)、サークル(丸型)、バーティカル(三面型・垂直型)などから選択。
予算印刷費、デザイン制作費、送料などを含めた全体の上限金額。

ステップ2 印刷業者を選ぶ

仕様が決まったら、製作を依頼する印刷業者を選びます。

近年は高品質なポップアップスタンドを低価格・短納期で製作できるネット印刷サービスが主流です。業者ごとに価格、品質、納期、サポート体制が異なるため、複数の業者を比較検討することをおすすめします。

業者選びで失敗しないために、以下のポイントを確認しましょう。

  • 価格と納期:予算に合っているか、希望の納期に間に合うか。特急料金なども確認しましょう。
  • 品質と実績:ウェブサイトに掲載されている製作事例や利用者の口コミを見て、印刷の品質や色の再現性を確認します。
  • サポート体制:デザインデータの作成をサポートしてくれるか、専用のテンプレートが用意されているか。初心者の方は特にサポートが手厚い業者を選ぶと安心です。

代表的なネット印刷サービスには「アドマク」などがあります。

ステップ3 デザインデータを作成する

ポップアップスタンドの顔となるデザインデータを作成します。

データの作成方法は、主に3つのパターンがあります。

  1. 自分で作成する:Adobe IllustratorやPhotoshopなどの専門ソフトを使って自由にデザインします。最近では「Canva」のような無料のデザインツールで作成できる場合もありますが、印刷用のデータ(CMYKカラー、高解像度など)に対応しているか事前に確認が必要です。
  2. 印刷業者に依頼する:多くの印刷業者がデザイン制作サービスを提供しています。費用はかかりますが、プロのデザイナーが希望に沿った高品質なデザインを作成してくれます。
  3. テンプレートを利用する:印刷業者が用意している専用のテンプレート(雛形)を利用する方法です。サイズや塗り足し(裁断時のズレを防ぐための余白)が設定済みのため、規定に沿ったデータを簡単に作成でき、初心者におすすめです。

どの方法で作成する場合でも、入稿前には必ず業者指定のデータ作成ガイドラインを確認し、カラーモード(CMYK)、解像度、フォントのアウトライン化などのルールを守ってデータを作成してください。

ステップ4 データを入稿して納品を待つ

デザインデータが完成したら、いよいよ最終ステップです。

選んだ印刷業者のウェブサイトから、作成したデータをアップロードして「入稿」します。入稿後、業者側でデータに印刷上の問題がないかチェックが行われます。データチェックが完了し、支払いを済ませたら、あとは商品が届くのを待つだけです。

商品が到着したら、すぐに開封して注文内容と相違がないか、印刷面に傷や汚れがないかを確認してください。また、一度実際に組み立ててみて、パーツの不足や破損がないかもチェックしておくと安心です。

オリジナルポップアップスタンドで目を引く!デザインの3つのコツとNG例

イベント会場や店舗で多くの人の目を引くオリジナルポップアップスタンドを作るには、デザインが最も重要です。

ここでは、視認性が高く、メッセージが伝わるデザインを作成するための3つのコツと、やってしまいがちな失敗パターンを具体的に解説します。

一目で伝わる!文字サイズとフォントの基本ルール

ポップアップスタンドは、通行人が歩きながら一瞬で内容を把握できることが求められます。そのためには、文字の大きさと書体(フォント)選びが非常に重要です。情報の優先順位を考え、メリハリのあるデザインを心がけましょう。

文字のサイズ

最も伝えたいキャッチコピーは大きく、補足情報は小さくするなど、ジャンプ率を意識することがポイントです。スタンドから離れた場所でも読めるサイズを意識しましょう。

以下の表は、見る距離に応じた推奨の文字の高さの目安です。

見る距離推奨される文字の高さ(最小)用途の例
3〜5m5cm以上小見出し、商品名など
10m以上10cm以上メインのキャッチコピー、イベント名など

フォントの選び方

フォントは、デザインの印象を大きく左右しますが、ポップアップスタンドでは「読みやすさ」を最優先に選びましょう。

おすすめのフォントは以下の通りです。

  • ゴシック体(ヒラギノ角ゴ、メイリオなど): 太さが均一で視認性が高いため、遠くからでもはっきりと読み取れます。力強さや親しみやすさを伝えたい場合に最適で、キャッチコピーや見出しにおすすめです。
  • 明朝体(ヒラギノ明朝、游明朝など): 上品で知的な印象を与えます。ただし、横線が細いため、小さく使うと読みにくくなることがあります。高級感や伝統的なイメージを伝えたい場合に、大きな文字で使うのが効果的です。

色使いで印象アップ!効果的な配色と組み合わせのポイント

色は、言葉以上に多くの情報を伝え、ブランドイメージを直感的に印象付けます。配色の基本ルールを知るだけで、デザイン全体に統一感が生まれ、洗練された印象になります。

配色の黄金比「70:25:5の法則」

デザインに使用する色は3〜4色に絞り、以下の比率で配色するとバランスが良くなります。

  • ベースカラー(70%): 背景など、デザインの最も広い面積を占める色。
  • メインカラー(25%): ブランドや商品のイメージを象徴する主役の色。
  • アクセントカラー(5%): 最も目立たせたい部分に使う差し色。注目を集める効果があります。

おすすめの色の組み合わせ

背景色と文字色のコントラストが低いと、内容が全く読めなくなってしまいます。以下の表を参考に読みやすい色を配置しましょう

背景色文字の色
青や黒などの濃い色
白などの明るい色

また、色数が多すぎると全体が散らかった印象になり、どこを見ていいのか分からなくなります。伝えたいテーマに合わせて色を厳選しましょう。

ごちゃごちゃ禁止!構図と余白で見やすさをUP

情報を詰め込みすぎると、かえって何も伝わらないデザインになってしまいます。伝えたい要素を整理し、「余白」を効果的に使うことで、見やすく洗練されたレイアウトが完成します。

視線誘導を意識した構図

人の視線は、無意識に「Z」の形(左上→右上→左下→右下)や「N」の形(右上→右下→左上→左下)で動く傾向があります。この流れに沿って、重要な情報を配置するのが基本です。

  1. 上部(最も目立つエリア): メインのキャッチコピーやロゴを配置します。
  2. 中央部: 商品写真やイラストなど、視覚的にアピールしたい要素を置きます。
  3. 下部: 詳細情報や連絡先、QRコードなどを配置します。ただし、机や商品で隠れる可能性も考慮しましょう。

余白は最強のデザイン要素

余白は、単なる「何もないスペース」ではありません。

文字や写真の周りに十分な余白を設けることで、各要素が際立ち、読み手のストレスを軽減する効果があります。また、余白をたっぷりとることで、高級感や信頼感を演出することも可能です。

「もっと情報を入れたい」という気持ちを抑え、要素を絞って余白を確保することが、伝わるデザインへの近道です。

やりがち注意!デザインで失敗しやすいNGパターン

最後に、初心者が陥りやすいデザインの失敗パターンをまとめました。入稿データを作成する前に、ご自身のデザインがこれらに当てはまっていないか必ずチェックしましょう。

  • 情報量が多すぎて文字だらけ: ポップアップスタンドはパンフレットではありません。伝えたいメッセージは1つか2つに絞り込み、詳細は口頭や配布物で補いましょう。
  • 解像度の低い画像を使用している: Webサイトから保存した画像などをそのまま使うと、印刷時に粗くぼやけてしまいます。印刷に適した解像度(300dpi〜350dpiが目安)の画像を用意しましょう。
  • 重要な情報を下部に配置しすぎている: スタンドの前にはテーブルや商品を置くことが多く、下部は見えなくなる可能性があります。ロゴやキャッチコピーは、人の目線の高さより上に配置するのが鉄則です。
  • 印刷会社のテンプレートを無視して作成している: 多くの印刷会社は、デザイン作成用のテンプレートを用意しています。仕上がりサイズや「塗り足し」などの指示を守らないと、意図しない部分でデザインが切れてしまう原因になります。

予算の目安に!オリジナルポップアップスタンドの費用相場

ここでは、一般的なポップアップスタンドの種類別に費用相場を解説し、コストを抑えるためのポイントもご紹介します。

サイズや素材別の価格目安

ポップアップスタンドの価格は、卓上サイズからイベント会場の背景として使用する大型サイズまで様々です。以下に、代表的な種類ごとの費用相場をまとめました。

※価格は印刷費と本体(フレーム)込みの1台あたりの目安であり、印刷業者や仕様によって異なりますので、正確な金額は必ず見積もりで確認してください。

種類一般的なサイズ(一例)主な素材価格相場(1台あたり)
卓上タイプ(ミニバナー)A4サイズ、A3サイズスチレンボード、段ボール2,000円~8,000円
バナースタンド(Xバナー/Iバナー)幅600mm × 高さ1,800mm合成紙、ターポリン5,000円~15,000円
ロールアップバナースタンド幅850mm × 高さ2,000mm合成紙、ターポリン、布(トロマット)10,000円~30,000円
バックパネル(ストレート/カーブ)幅2,200mm × 高さ2,200mm布(トロマット)、ターポリン40,000円~100,000円

上記の価格に加え、デザイン制作を業者に依頼する場合は別途デザイン料がかかります。

コストを抑えるためのポイントとは?

限られた予算内で効果的なポップアップスタンドを制作するためには、いくつかのポイントがあります。少しの工夫で費用を抑えることが可能ですので、ぜひ参考にしてください。

複数の印刷業者から相見積もりを取る

同じ仕様でも、印刷業者によって価格設定は異なります。インターネットで探せる格安の印刷通販サイトから、サポートが手厚い専門業者まで、最低でも2~3社から見積もりを取り、価格とサービス内容を比較検討しましょう。キャンペーンや割引サービスを実施している業者を狙うのも一つの方法です。

発注数量をまとめて単価を下げる

多くの印刷業者では、一度に発注する数量が多ければ多いほど、1台あたりの単価が安くなる「ボリュームディスカウント」が適用されます。今後も使用する予定がある場合は、複数台をまとめて発注することで、トータルのコストを削減できます。

デザインデータは自分で作成する

デザイン制作を業者に依頼すると、数万円程度のデザイン料が別途発生します。IllustratorやPhotoshopなどのソフトが使える場合は、業者指定のテンプレートを利用して自分でデザインデータを作成(完全データ入稿)することで、この費用を節約できます。

納期に余裕を持って発注する

「当日発送」「翌日発送」といった短納期サービスは、通常料金に加えて特急料金が上乗せされることがほとんどです。イベント日程など使用する日から逆算し、スケジュールに十分な余裕を持って発注することで、余計なコストをかけずに済みます。

Q&A|オリジナルポップアップスタンドに関するよくある質問

オリジナルポップアップスタンドを注文する前に、多くの方が疑問に思う点をQ&A形式でまとめました。購入後のメンテナンスや耐用年数について事前に確認し、安心して長く活用しましょう。

ポップアップスタンド使用後のメンテナンス方法は?

ポップアップスタンドを長持ちさせるためには、適切なメンテナンスと保管が重要です。

基本的なお手入れ方法は以下の通りです。

汚れの種類メンテナンス方法
軽いホコリや手垢乾いた柔らかい布で優しく拭き取ってください。マイクロファイバークロスなどがおすすめです。
少し目立つ汚れ水を固く絞った布で拭き取ります。それでも落ちない場合は、中性洗剤を薄めた液に布を浸し、固く絞ってから優しく拭き、その後必ず水拭きと乾拭きで洗剤成分を完全に取り除いてください。
シワや折り目設置してしばらく張った状態にしておくと、自然に目立たなくなることが多いです。アイロンやスチーマーの使用は、素材を傷める可能性があるため避けてください。

保管する際の注意点

保管の際は、印刷面を内側にして丁寧に巻き取るか、折り目に沿ってたたみ、付属の専用ケースに収納します。高温多湿や直射日光が当たる場所を避け、風通しの良い屋内で保管することが、色褪せやカビの防止につながります。

耐用年数はどのくらい?繰り返し使うと劣化する?

オリジナルポップアップスタンドの耐用年数は、使用頻度や環境、保管状況によって大きく変動しますが、一般的な目安は存在します。繰り返し使用することで、スタンド本体の関節部分や印刷メディアの端から少しずつ劣化が進行します。

使用環境耐用年数の目安主な劣化要因
屋内1年~3年程度設置・撤収時の摩擦による印字面の傷や剥がれ、照明によるわずかな色褪せ、保管状況によるシワなど。
屋外半年~1年程度紫外線による急激な色褪せ、雨風による汚れや素材の劣化、風によるスタンド本体への負荷など。

屋外での使用を想定している場合は、耐水性・耐候性に優れたターポリンなどの素材を選ぶと、屋内用の合成紙などに比べて長持ちします。大切なのは、使用後に必ず清掃し、正しく保管することです。丁寧に取り扱うことで、目安の年数よりも長く美しい状態を保つことが可能です。

まとめ

ポップアップスタンドの効果を左右するのは「読みやすい文字サイズ」「コントラストの効いた配色」「要素を絞った余白設計」の3点です。ここを押さえるだけで、視認性と伝達力がぐっと高まります。あとは目的・設置環境・サイズ感を整理し、テンプレートやガイドラインに沿って入稿すればOK。無理に情報を詰め込まず、主役メッセージを大きく、補足は最小限に。今回のポイントをチェックリスト代わりに、集客に効く一台をぜひ形にしてみてください。

アドマクではオリジナル横断幕・懸垂幕・垂れ幕のデザイン制作を承っております。ご利用用途やサイズから費用を自動見積もりをすることもできますので、ぜひご確認ください!


 
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