両面フライングバナーのコスパは?片面との違いや費用対効果

フライングバナー 両面

フライングバナーの「両面印刷」、気になってはいるけれど、価格が高いイメージから導入を迷っていませんか?

本記事では、片面との違いや価格差はもちろん、見た目や重さなどのポイントもわかりやすく比較しています。さらに、費用対効果が高い利用シーンや業者選びのコツもご紹介しますので、導入前の判断材料としてぜひ参考になさってください。

目次

基本的な違いとは?フライングバナーの両面印刷と片面印刷

フライングバナーを選ぶ際、まず最初に決めなければならないのが「両面印刷」か「片面印刷」かです。まずは、それぞれの基本的な違いを正確に理解し、あなたの目的に合ったフライングバナー選びの第一歩としましょう。

見た目の違いは一目瞭然!視認性と裏抜けの問題

両面印刷と片面印刷の最も大きな違いは、その「見た目」と「視認性」にあります。特に、デザインが裏側にどう見えるかという「裏抜け」の問題が重要なポイントです。

片面印刷は、1枚の生地の表面にのみデザインを印刷します。そのため、裏側からはデザインが透けて見えますが、文字やロゴは反転してしまいます。一方、両面印刷は、表面用の生地と裏面用の生地の間に光を遮る「遮光材」を挟んだ3層構造が一般的です。これにより、裏側のデザインが透けることなく、両面ともに正しい向きで鮮明なデザインを表示できます。どちらの方向から人が来ても情報を正確に伝えられるため、視認性が格段に向上します。

価格と重さの違いとは?両面フライングバナーは重い?

見た目だけでなく、価格と重さも両面印刷と片面印刷を選ぶ上での大切な比較ポイントです。一般的に、両面印刷は片面印刷に比べて価格が高く、重量も重くなります。

価格が高くなる理由は、使用する生地が2枚になることと、遮光材を挟み込む縫製工程が追加されるためです。その分、構造が複雑になりコストが上がります。また、生地と遮光材を合わせた3層構造になるため、1枚の生地でできている片面印刷よりも重くなります。ただし、フライングバナーは専用のポールや土台(スタンド)とセットで使うことが前提のため、重さによって設置が極端に難しくなる心配はほとんどありません。持ち運びの際に少し重さを感じる程度と考えてよいでしょう。

【徹底比較】両面フライングバナーの費用対効果は本当に高いのか

価格が上がる両面印刷は、本当にその価値があるのでしょうか。ここでは、集客効果やコストパフォーマンスの観点から、両面印刷の費用対効果を徹底的に比較・検証します。

集客効果で考える両面印刷のコストパフォーマンス

結論から言うと、設置場所や目的が合致すれば、両面印刷のフライングバナーは片面印刷よりも高い費用対効果を発揮します。初期費用は高くなりますが、それ以上に得られる広告効果が大きいからです。両面印刷は、単純に広告面が2倍になるだけではありません。裏面が透けないことで、どちらの方向から見てもクリアで美しいデザインをアピールでき、ブランドイメージの向上にも繋がります。

以下の表で、片面印刷と両面印刷のコストパフォーマンスに関する考え方を比較してみましょう。

例えば、人通りの多い歩道に設置する場合、片面印刷では店舗に向かってくる人にしかアピールできません。しかし、両面印刷なら通り過ぎる人にもアピールできるため、潜在的な顧客へのリーチが2倍に増える可能性があります。価格が1.5倍でも広告効果が2倍になれば、費用対効果は非常に高いと言えるでしょう。

片面印刷で十分なケース

一方で、どのような状況でも両面印刷が最適というわけではありません。設置環境や予算によっては、片面印刷で十分な効果を得られるケースも多くあります。コストを抑えたい場合は、以下のシーンに当てはまるか確認してみましょう。

  • 壁際やブースの背面に設置する場合
    バナーの裏側が壁やパネルで隠れ、完全に見えなくなる場所に設置するなら片面印刷で十分です。両面印刷にしても裏面が見えないため、コストをかけるメリットがありません。
  • 一方通行の道路沿いや通路に設置する場合
    人の流れや車の進行方向が完全に一方向に限定されている場所では、その方向に向けて設置すれば片面印刷でも問題なく役割を果たします。
  • とにかく初期費用を抑えたい場合
    限られた予算で複数のバナーを設置したい場合や、初めてフライングバナーを導入する際のお試しとして、まずはコストの低い片面印刷から始めるのも賢い選択です。
  • 短期間・一度きりの利用を想定している場合
    1日だけのイベントやセールなど、ごく短期間での使用が目的であれば、コストを抑えられる片面印刷が適していることがあります。

このように、フライングバナーを「どこで」「どのように」使うのかを具体的にイメージすることが、最適なタイプを選ぶための鍵となります。ご自身の目的と照らし合わせ、無駄のない選択を心がけましょう。

こんな場所で効果大!両面フライングバナーのおすすめ利用シーン

フライングバナーの「両面印刷」というメリットは、人の流れが一方通行ではない場所でこそ最大限に発揮されます。風で回転しても常に広告面を見せられるため、あらゆる角度からの視線を集めることが可能です。ここでは、両面フライングバナーが特に高い集客効果を発揮する具体的な利用シーンを3つご紹介します。

店舗前や歩道でのアイキャッチとして

不特定多数の人が行き交う店舗前や歩道は、両面フライングバナーの設置場所として最適です。通行人は左右どちらの方向からもやってくるため、片面印刷では半分のターゲットにしかアピールできません。両面印刷にすることで、全ての通行人に対して「OPEN」の告知や「SALE情報」、「ランチメニュー」といった情報を届け、店舗への入店を促す強力なアイキャッチとなります。特に、のぼり旗の裏側が白くなってしまう「裏抜け」を避けたい美容室やアパレルショップなど、ブランドイメージを重視する店舗におすすめです。

イベント会場や展示会ブースの装飾に

多くの企業や団体が出展するイベント会場や展示会では、自社ブースをいかに目立たせるかが成功の鍵を握ります。来場者は会場内を自由に歩き回るため、ブースの正面だけでなく、側面や背面から見られることも少なくありません。両面フライングバナーをブースの角や通路側に設置すれば、遠くからでもブースの場所を知らせる目印となり、あらゆる方向からの来場者を効果的に引き寄せることができます。360度どこから見てもデザインが見えるため、ブース全体の装飾としての統一感も高まります。

アピール対象両面フライングバナー片面フライングバナー
ブース正面の来場者◎:鮮明なデザインで訴求可能◎:問題なく訴求可能
ブース側面・通路の来場者◎:どちらの面が見えても情報を伝えられる△:裏面が見えてしまい、訴求力が低下
風でバナーが回転した際◎:常に広告面が見えるため機会損失がない△:裏面が見える瞬間があり、情報が途切れる

キッチンカーや移動販売の目印に

公園や広場、フェス会場など、屋外を中心に出店するキッチンカーや移動販売にとって、フライングバナーは「動く看板」です。出店場所が毎回変わるため、遠くからでも一目で「お店がある」と認識してもらう必要があります。特に、広々とした空間ではお客様が様々な方向からやってきます。両面フライングバナーを設置すれば、キッチンカーの左右どちら側にいるお客様にもメニューや店名をしっかりとアピールできます。その独特の形状と動きで視線を集め、集客の起点となるでしょう。

両面フライングバナーの価格相場と賢い選び方!

両面フライングバナーを導入する際に最も気になるのが価格ではないでしょうか。ここでは、サイズ別の価格相場と、後悔しないための業者選びのポイントを具体的に解説します。コストと品質のバランスを見極め、最適なフライングバナーを選びましょう。

サイズ別の料金比較

フライングバナーの価格は、サイズによって大きく変動します。両面印刷は、遮光材を挟んだ特殊な生地を使用するため、片面印刷よりも高価になるのが一般的です。以下に、代表的なサイズの価格相場をまとめました。業者選びの際の参考にしてください。

サイズ一般的な寸法(一例)価格相場(税別)
Sサイズ約 W500mm × H2000mm15,000円 ~ 25,000円
Mサイズ約 W700mm × H3000mm20,000円 ~ 35,000円
Lサイズ約 W900mm × H4000mm30,000円 ~ 45,000円

※上記はバナー本体(布地部分)のみの価格目安です。ポールや注水台などのスタンドパーツは別途費用がかかる場合がほとんどです。
※ロット数やオプションの有無によって価格は変動します。正確な料金は必ず各業者のウェブサイトや見積もりでご確認ください。

注文前に確認したい業者選びの3つのポイント

価格だけで業者を選んでしまうと、「思っていた仕上がりと違う」「イベントに間に合わなかった」といった失敗につながりかねません。以下の3つのポイントを必ずチェックし、総合的に判断することが重要です。

印刷品質と生地の素材

両面印刷の品質を左右するのが、印刷技術と生地の素材です。特に、裏側のデザインが透けて見えないように、生地の中間に遮光材を挟んだ3層構造の生地が採用されているかを確認しましょう。一般的には丈夫で発色の良い「ポンジ」というポリエステル系の生地が使われますが、業者によって厚みや質感が異なります。ウェブサイトの制作事例や、可能であれば生地サンプルの取り寄せサービスを利用して、発色の良さや耐久性を事前に確認するのがおすすめです。

デザインサポートの有無

「デザインを作るスキルがない」「専用ソフトを持っていない」という方でも安心して注文できるか、デザインサポート体制の確認は必須です。多くの業者では、Illustratorなどで使用できるデザインテンプレートを無料で提供しています。さらに、ウェブサイト上で手軽にデザインが作れるオンラインエディタを備えた業者や、プロのデザイナーにデザイン制作を依頼できる有料サービスを用意している業者もあります。ご自身のスキルや予算に合わせて、最適なサポートを提供してくれる業者を選びましょう。

納期と送料

イベントでの使用など、必要な期日が決まっている場合は納期と送料の確認が不可欠です。納期は「営業日」で計算されるため、土日祝日を挟む場合は注意が必要です。また、データ入稿の締め切り時間も業者によって異なります。急ぎの場合は、追加料金で対応可能な「特急プラン」や「短納期プラン」の有無もチェックしておくと安心です。送料については、「送料無料」と記載があっても、ポールや注水台などの大型パーツは対象外であったり、北海道や沖縄、離島エリアは別途料金が発生したりするケースがあります。注文前に送料体系をしっかりと確認しておきましょう。

Q&A|フライングバナーの両面印刷に関するよくある質問

フライングバナーの両面印刷を検討する際に、多くの方が抱く疑問についてお答えします。購入前の不安を解消し、安心して最適なバナーを選びましょう。

両面フライングバナーの耐久性はどのくらいですか?

両面フライングバナーの耐久性は、使用環境や保管状況によって大きく変わりますが、一般的に屋外で常設した場合の寿命は半年から1年程度が目安です。片面印刷のバナーと比較して、生地が二重構造になっているため重量は増しますが、生地自体の耐久性に大きな差はありません。ただし、重量がある分、強風時にはポールへの負荷が若干大きくなる可能性があります。耐久性を高めるためには、強風や荒天時には屋内に収納する、使用後は汚れを落としてしっかり乾燥させてから保管するといったメンテナンスが重要になります。

片面と両面で設置方法やパーツは変わりますか?

いいえ、基本的な設置方法や使用するパーツ(ポールやスタンド)は、片面印刷と両面印刷で変わりません。同じポールセットやスタンド(注水台、スパイク、クロスベースなど)を共通で利用できます。ただし、両面印刷は遮光材を挟むため片面印刷よりも重量があります。そのため、特に風の影響を受けやすい屋外で設置する場合は、安定性を高めるために通常より重いウエイトを使用したり、容量の大きい注水台を選んだりすることをおすすめします。注文する業者によっては、バナーのサイズや仕様に合わせて最適なスタンドを提案してくれる場合もあります。

両面印刷だと乾燥に時間がかかりますか?お手入れはどうする?

はい、両面印刷のフライングバナーは、2枚の生地の間に遮光材を挟んだ三層構造になっているため、片面印刷のものより水分が抜けにくく、乾燥には時間がかかる傾向があります。雨などで濡れた場合は、カビや色移りを防ぐためにも、風通しの良い日陰で完全に乾かすことが大切です。基本的なお手入れ方法は以下の表を参考にしてください。

お手入れ項目方法と注意点
洗い方汚れが気になる場合は、水で薄めた中性洗剤をつけた布で優しく拭き取ってください。洗濯機やもみ洗いは、生地の傷みや印刷の剥がれの原因となるため避けてください。
乾燥洗浄後や雨天後は、タオルなどで軽く水分を吸い取り、必ず風通しの良い場所で陰干ししてください。濡れたまま畳むとカビや悪臭、色移りの原因になります。
アイロンシワが気になる場合は、低温設定で必ず当て布をしてからかけてください。高温で直接アイロンを当てると生地が溶けたり変色したりする恐れがあります。
保管方法完全に乾燥させた後、印刷面を内側にして緩やかにたたみ、直射日光や湿気の多い場所を避けて保管してください。

正しいお手入れを行うことで、フライングバナーをより長く美しい状態で使用することができます。

まとめ

両面フライングバナーは、遮光生地を挟むため片面より価格は上がりますが、360度どこからでもデザインが見える高い視認性が最大の強みです。人や車の往来が多い店舗前やイベント会場では、その価格以上の集客効果を発揮し、費用対効果は非常に高いと言えます。一方で、壁沿いの設置などでは片面で十分な場合もあります。設置環境や目的に応じて最適なタイプを賢く選択し、販促効果を最大化しましょう。

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