展示会やイベントで使うポップアップスタンドの中でも、柔らかな曲線が印象的な「オーバル型」をご検討中ではありませんか?本記事では、オーバル型の特徴やメリット・デメリットをはじめ、価格の目安や実際の活用シーンまで、初めての方でも分かりやすく解説いたします。さらに、デザイン制作のコツや注文から納品までの流れもご紹介しますので、導入に迷われている方にとって具体的な判断材料になるはずです。

オーバル型ポップアップスタンドとは?まず基本を解説
イベントや展示会でひときわ目を引く「ポップアップスタンド」。その中でも、独特のフォルムでブースデザインの可能性を広げるのが「オーバル型」です。この章では、ポップアップスタンドの基本から、オーバル型ならではの特徴までをわかりやすく解説します。
そもそもポップアップスタンドとはどんなもの?
ポップアップスタンドとは、主にイベントや展示会、記者会見などの背景(バックパネル、バックボード)として使用される、大型のディスプレイのことです。
骨組み(フレーム)に、デザインを印刷したスクリーン(メディアや幕とも呼ばれます)を取り付けるだけで、簡単に組み立てられるのが特徴です。使用しないときはコンパクトに折りたたんで専用のキャリーケースに収納できるため、持ち運びや保管にも優れています。
他の形状にはない!オーバル型ならではの特徴とは
ポップアップスタンドには平面的な「ストレート型」や緩やかに湾曲した「カーブ型」などいくつかの形状がありますが、「オーバル型」は上から見たときに楕円形になる独特のフォルムを持っています。

出っ張った角がないため、人の往来が多い場所でもスムーズな動線を確保しやすいという利点もあります。
代表的な形状との違いを以下の表にまとめました。
形状 | 特徴 | 与える印象 |
オーバル型 | 楕円形の柔らかな曲線を持つ。両サイドが内側に入り込んでいる。 | 洗練、高級感、優しさ、奥行き感 |
ストレート型 | 壁のように平面的な形状。最もシンプルで一般的。 | 安定的、誠実、フォーマル |
カーブ型 | 緩やかなカーブを描き、ブースを包み込むような形状。 | 一体感、没入感、ダイナミック |
このように、オーバル型は他の形状にはないデザイン性の高さと機能性を両立しており、周囲のブースと差別化を図りたい場合に最適な選択肢と言えるでしょう。
オーバル型ならこれがおすすめ!ポップアップAバナーとは?
「ポップアップAバナー」は、アドマクが提供するワンタッチで広がる自立型バナーです。展示会やイベントはもちろん、スポーツ会場や屋外での広告など、幅広いシーンで活躍します。
従来のAバナーや置き型看板は、持ち運びや設置に手間がかかることも少なくありませんでしたが、ポップアップAバナーなら収納バッグから取り出すだけで自動的に開き、そのまま置けば設置が完了します。まるでワンタッチテントのような手軽さが大きな魅力です。
イベントでは、高さのある旗が視界を遮ってしまうことがありますが、ポップアップAバナーなら邪魔にならずにしっかりアピール可能です。しかも両面に違うデザインを印刷できるので、シーンごとに使い分けできるのも便利なポイントです。

また、商業施設や大きな会場では、ウェルカムメッセージや注意喚起を印刷して設置すれば、空間をスッキリ見せながら情報を伝えられます。さらにオンライン会議やウェビナーの背景に使うのもおすすめで、画面に自然に収まりつつブランドや社名をしっかり印象づけられます。
オーバル型ポップアップスタンドのメリット・デメリットを解説!
ここでは、オーバル型ポップアップスタンドを選ぶ際に役立つメリットとデメリットを、具体的な視点から詳しく解説します。
メリット 柔らかな曲線で視線を集めるデザイン性
オーバル型ポップアップスタンド最大のメリットは、その優美な曲線がもたらす高いデザイン性です。
直線で構成されるストレート型とは異なり、角のない滑らかなフォルムは、見る人に柔らかく洗練された印象を与えます。この視覚的な優しさは、ブース全体の雰囲気を和らげ、来場者が心理的に立ち寄りやすい空間を演出する効果が期待できます。
特に、企業のブランドイメージや商品の世界観を伝えたい美容・アパレル業界や、安心感を重視する医療・教育関連のブースデザインにおいて、その効果を最大限に発揮します。
メリット 省スペースでも設置可能で圧迫感が少ない
限られたスペースを有効活用できる点も、オーバル型の大きな利点です。
同じ横幅のストレート型と比較して両サイドが内側に入り込んでいるため、通路側のスペースを広く確保でき、動線を妨げにくいという特徴があります。
これにより、ブース前が混雑しがちな合同説明会や商業施設の催事場でも、スムーズな人の流れを維持しやすくなります。また、角がないデザインは視覚的な圧迫感を軽減するため、コンパクトなブースでも広々とした印象を与えることができます。
デメリット デザインデータの作成に少しコツが必要
オーバル型の曲面に合わせたデザインデータの作成には、少し注意が必要です。
平面のデータ作成ソフト(Adobe Illustratorなど)で制作したデザインは、立体的に組み立てられた際に湾曲して見えることを想定しなければなりません。特に、会社のロゴや重要なキャッチコピーが側面の回り込む部分にかかってしまうと、歪んで見えたり、正面からの視認性が落ちたりする可能性があります。
多くの印刷会社が提供している専用のテンプレートを使用し、文字やロゴの配置可能エリアを示すガイドラインを遵守することが、デザインの失敗を防ぐための重要なポイントです。初めて入稿する際は、事前にデータチェックを依頼するとより安心でしょう。
デメリット ストレート型に比べると印刷面が限定される
デザイン性と引き換えに、一度に正面から見える情報量がストレート型に比べて少なくなる傾向がある点はデメリットと言えます。
ストレート型が壁面のように広範囲をフラットに見せられるのに対し、オーバル型は両サイドが回り込むため、実質的な広告面(正面からまっすぐ見える範囲)は狭くなります。
伝えたい情報が多い場合や、横に長いパノラマ写真などを一枚で大きく見せたい場合には、ストレート型の方が適しているケースもあります。それぞれの特徴を理解し、目的に合わせて形状を選ぶことが大切です。
オーバル型ポップアップスタンドの価格相場と納品の流れとは?
ここでは、具体的な価格相場と一般的な納品までの流れを解説します。予算計画やイベントまでのスケジュールを立てる際の参考にしてください。
サイズ別に見る!オーバル型ポップアップスタンドの価格相場
オーバル型ポップアップスタンドの価格は、本体のサイズや印刷メディアの仕様によって変動します。一般的に、本体フレーム、グラフィック印刷、専用の収納ケースがセットで販売されています。以下に、代表的なサイズの価格相場をまとめました。
サイズ(横幅の目安) | 本体+印刷セットの価格相場(税別) | 主な用途 |
Sサイズ(約2.5m) | 60,000円~90,000円 | 小規模ブース、店舗の催事コーナー、記者会見の背景 |
Mサイズ(約3.0m) | 80,000円~130,000円 | 展示会の標準的なブース、合同説明会、フォトスポット |
Lサイズ(約4.0m) | 120,000円~180,000円 | 大規模な展示会ブース、イベントステージの背景、セミナー会場 |
ポップアップAバナー(アドマク) | 7,640円~23,120円 | 屋外でのイベント、室内でのディスプレイにも可能 |
※上記の価格はあくまで目安です。印刷業者や、防炎加工などのオプションの有無によって価格は変動します。
※デザイン制作費や送料が別途必要になる場合がありますので、注文前に必ず見積もりで総額を確認しましょう。
注文から納品までのステップと納期の目安
ポップアップスタンドは受注生産品のため、発注から納品までには一定の期間が必要です。イベントの日程から逆算して、余裕を持ったスケジュールで手配を進めましょう。一般的な流れは以下の通りです。
ステップ1:問い合わせ・見積もり依頼
まずは印刷会社のウェブサイトなどから、希望するサイズや仕様、数量、希望納期を伝えて見積もりを依頼します。
ステップ2:注文・決済
見積もり内容を確認し、問題がなければ正式に発注します。支払い方法に従って決済を済ませます。
ステップ3:デザインデータの入稿
印刷会社が用意するテンプレートを使用して作成したデザインデータを入稿します。データの形式や注意点は事前に必ず確認しておきましょう。
ステップ4:データチェック・校了
印刷会社側で、入稿されたデータに印刷上の問題がないかチェックが行われます。問題がなければ「校了」となり、印刷工程に進みます。
ステップ5:印刷・製作
承認されたデータをもとに、メディアの印刷と加工、本体の準備が進められます。
ステップ6:梱包・発送
完成した商品が専用ケースに収納・梱包され、指定の納品先へ発送されます。
納期の目安としては、デザインデータの入稿が完了(校了)してから、通常5~10営業日程度で発送されるケースが多いです。ただし、工場の混雑状況や注文内容によって製作期間は変動するため、急ぎの場合は特急対応が可能かどうかも含めて、事前に印刷会社へ相談することをおすすめします。
こんな場面で大活躍!オーバル型ポップアップスタンドの活用事例
オーバル型ポップアップスタンドは、そのユニークな形状から、様々なビジネスシーンで効果的なアイキャッチとして機能します。ここでは、具体的な活用事例を3つの場面に分けてご紹介します。
展示会や合同説明会のブース装飾
多くの企業が出展する展示会や合同説明会では、来場者の視線を引きつけ、自社ブースへ誘導することが成功の鍵となります。
オーバル型のポップアップスタンドは、ブースのメイン背景(バックパネル)として最適です。柔らかな曲線がブース全体に奥行きと優しい印象を与え、直線的な他のブースとの差別化を図ります。
限られたスペースでも圧迫感が少なく、企業ロゴや主力商品のイメージを大きく印刷することで、来場者に強いインパクトを残すことができます。
商業施設での催事やプロモーション
ショッピングモールや百貨店などで行われる期間限定のポップアップストアや催事イベントでは、いかに通行客の足を止めるかが重要です。
オーバル型ポップアップスタンドは、その美しいフォルムで空間を華やかに演出し、イベントの特別感を高めます。新商品のPRや季節のキャンペーン告知など、伝えたい情報を効果的にアピールする「動く広告塔」として活躍します。
設置や撤収が簡単なので、短期間のイベントにも手軽に導入できる点も大きな魅力です。
記者会見やインタビューの背景として
テレビやWebメディアで目にする記者会見やインタビューの背景(バックボード)としても、オーバル型は優れた選択肢です。
一般的な長方形のパネルとは異なり、カーブした形状が画面に映った際に単調にならず、洗練された雰囲気を醸し出します。スポンサーロゴを市松模様に配置したデザインはもちろん、オンラインでの記者会見やウェビナーのバーチャル背景としても活用が広がっています。
軽量で持ち運びも容易なため、場所を選ばずプロフェッショナルな空間を演出できます。
Q&A|オーバル型ポップアップスタンドに関するよくある質問
オーバル型ポップアップスタンドを検討する際によく寄せられる質問とその回答をまとめました。導入前の疑問や不安を解消するためにお役立てください。
屋外イベントで使う場合、風対策はどうすればいいですか?
ポップアップスタンドは、その構造上、軽量で面積が大きいため、基本的には屋内での使用が推奨されています。屋外での使用は風の影響を非常に受けやすく、転倒や破損のリスクがあります。
もし風の影響が少ない場所で短時間使用する場合には、スタンドの脚部にサンドバッグや注水式のウェイト(重り)を設置して重心を安定させる対策が有効です。ただし、強風時には大変危険ですので、設営は絶対に避けてください。
安全を最優先し、天候や設置環境を慎重に判断することが重要です。購入前に屋外使用の可否をメーカーや販売店に確認することをおすすめします。
防炎加工タイプはありますか?展示会場で使えますか?
はい、多くの印刷会社で防炎加工を施したメディア(幕)の製作が可能です。
東京ビッグサイトや幕張メッセといった大規模な展示会場や、百貨店などの商業施設では、消防法により防炎性能が求められることがほとんどです。
防炎加工されたメディアには、その証明となる「防炎ラベル(防炎製品認定シール)」が貼り付けられます。会場の規定に対応するため、注文時には必ず「防炎加工」オプションを選択してください。これにより、安心して展示会やイベントでブース装飾として活用できます。
汚れたときはどうやってクリーニングすればいいですか?
クリーニング方法は、印刷されているメディア(幕)の素材によって異なります。
一般的に多く使われるポリエステル系の布地の場合、軽い汚れであれば、水で濡らして固く絞った柔らかい布で、汚れた部分を優しく叩くようにして拭き取ってください。
シンナーやアルコールなどの溶剤や、強力な洗剤を使用すると、インクが剥がれたり生地が傷んだりする原因となるため、絶対に使用しないでください。洗濯機での洗濯やドライクリーニングの可否は製品によって異なりますので、必ず購入した印刷会社やメーカーの指示に従ってください。
保管する際は、湿気を避け、完全に乾いた状態で専用ケースに収納することで、カビやシワの発生を防ぎやすくなります。
まとめ
アドマクではオリジナル横断幕・懸垂幕・垂れ幕のデザイン制作を承っております。ご利用用途やサイズから費用を自動見積もりをすることもできますので、ぜひご確認ください!
